大岩山 日石寺(真言密宗大本山)
〒930-0463 富山県中新川郡上市町大岩163
日石寺本堂
お盆休みに妻の実家がある富山に行った時に、テレビで放送されていた滝行とそうめんで有名な日石寺に行ってきました。
到着したのがお昼でしたので、まずはそうめん店に向かう車の行列に並びました。やはりテレビの効果は絶大ですね。30分くらい駐車するのに待ちました。
車を止めてからもお店の長い行列に並びましたが、回転が速いので、15分くらいで入店することができました。そうめんと昆布のおにぎりをいただきましたが、さっぱりしておいしかったです。
さて、そこから徒歩で本題の日石寺に向かいます。そうめん屋さんの裏の階段を上るのですが、この階段は「百段坂」と呼ばれ、幅も狭く急でしたので運動不足の身体にはこたえました。
さて登って行くと、日石寺の山門に着きます。この山門には横の階段からは登れましたが、正面からの階段にびっしりと苔に覆われていて歩くことは難しそうです。山門入って奥に進むと涼やかな滝の音が聞こえてきます。こちらは「十二支滝(じゅうにしだき)」といって12本の滝口があり、滝口は龍頭になっており、龍頭の上には石仏が安置されています。その石仏は干支の守り本尊のようで、それぞれ自分の干支を探してお参りしました。
六本滝
さらに上に行くと、今度は6本の滝があります。こちらは「六本滝」と呼ばれ、テレビで放送されていた滝行に使用されていた滝です。なぜ6本かといいますと、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を表すそうで、滝に打たれることによって清める意味があるとのことです。
いよいよ本堂に向かいます。テレビで見ていて知っていたのですが、こちらのご本尊は摩崖仏(まがいぶつ)の不動明王で左右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)像、制吒迦童子(せいたかどうじ)像、阿弥陀如来坐像、僧形坐像が半肉で彫られています。やはり実際に見ると迫力があり本尊の不動明王は何と2m80㎝もあるそうです。近くでお参りすることもできましたので、まじかで見るとその迫力に圧倒されました。国の重要文化財にも指定されています。
日石寺の開祖は東大寺の建設にも尽力した行基であると伝えられ大変由緒あるお寺様です。
帰りには千厳渓(せんがんけい)という渓谷を歩いたり、近くの穴の谷霊場に水を汲みにいったり、立山寺に向かう栂(つが)の並木道を見たり、ゆっくり休みを過ごすことができました。富山県の観光キャンペーンのキャッチコピーが「富山で休もう」ですが、そんなキャッチコピー通りのお盆休みでした。