寺川ゼミ生による寺川俊昭先生一周忌法要
西願寺報恩講
2022年11月4日(金)~11月6日(日)
広島県庄原市西城町大佐1019
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11月4日(金)
寺川ゼミ生による寺川俊昭先生一周忌法要及び 墓前読経
11月5日(土)
西願寺報恩講 日中
法話・大谷大学准教授 藤原正寿師
西願寺報恩講 逮夜
法話・学仏道場回光舎 高柳正裕師
11月6日(日)
西願寺報恩講 満座 結願日中
法話・大橋恵真師 柏原市 遠慶寺
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243号で紹介した大谷大学名誉教授である寺川俊昭先生の一周忌法要及び西願恩講が上記の日程で行われましたのでその報告をしたいと思います。
私は仕事の都合上、4日(金)の宿泊場所での懇親会から5日の逮夜まで参加させていただきました。
5日は10時からおまいりしました。法話で印象に残ったのは大谷大学准教授である藤原正寿先生による法話でした。藤原先生は大谷大学の卒業生で、入学して友達に勧誘されたクラブが伝道部で、その顧問が寺川先生だったということです。
法話の内容は、一緒にインドに旅行された話や先生名義の本を陰でサポートされた話など、寺川先生の姿が思い出され、目頭が熱くなるお話ばかりでした。
その後、ほんの数日前に本山から出来上がってきた寺川先生の似影が紹介されました。似影とは、写真をもとに亡くなられた僧侶を描いたもので、先生と言えば眼鏡姿が特徴ですが、そういう現代的なものはなく、袈裟の色などは一階級上のものを着衣して描くそうです。
昼休憩に入り本堂裏手にあるお墓をお参りしました。この一周忌法要を企画された岡田さんが案内して下さり、お焼香させていただくと感極まるものがありました。
帰りには本堂の前で記念写真をとり散会しました。
今回、3月の偲ぶ会に続き、一周忌法要のお参りして感じたことは、寺川先生は親鸞聖人の言葉を口伝した唯円が著した『歎異抄(第六条)』にも書かれている「弟子一人ももたずそうろう」という言葉を実践されていたことです。
それは私たち学生にも敬語を使い、あくまでも仏様の教えを一緒に学ぶ仲間(仲間というにはおこがましいですが)として捉えられていたのではないかと思います。最近は忙しさを理由に法話に接する機会が少なかったですが、この法要を機縁としてまた少しずつ聴聞の機会を増やしていければと思います。
最後になりましたが、西願寺住職で寺川先生のご子息である寺川大雅様、ゼミの一周忌法要を企画案内してくださった岡田克也様、また法話して下さった先生の皆様、心より御礼申し上げます。