宝蔵院(黄檗宗) 京都府宇治市五ケ庄三番割34-4

竹笹堂 京都市下京区綾小路通西洞院東入ル新釜座町737

先日、友人に誘われて木版印刷工房の竹笹堂へ行ってきました。ここは寺院や商家・企業の倉庫、美術館・博物館・大学などに眠ったままとなった古い版木・木版画を彫師摺師が再摺りや復刻をされています。

今回の版画体験は5人1組で参加させていただきました。(6人まで可能です)まずは店主が版木や塗料の説明をされます。そして一つ目の版木に色をのせ、ブラシでそれを延ばして紙をのせます。最初は図柄の大枠でその後版木を変えて1枚の紙に押し重ねていきます。版画を押さえる度にその紙を間近で拝見しましたが、最初の大枠にそって綺麗に色が沿ってのっていました。参加者の中に経験者がいたのですが〝自分ではこんなにうまくできない”と感動されていました。店主の模範演技が終わると、次に参加者の番です。体験者は最初の大枠のみでしたが店主の見よう見まねでしましたが、かすれた箇所ができたり、空白の部分に塗料がついてしまったりとうまく行きませんでしたが、バレンを手にするのは小学生依頼で楽しかったです。

そして皆さんと話しをしていましたら、そういえば昨年、鉄眼版の一切経の版木を収蔵されている宇治の宝蔵院に行ったことを思い出し、竹笹堂の店主にそのことをお話すると、よくご存知でした。

それを回想しますと、宝蔵院は数年前から参加している伝統建築を楽しむ会で萬福寺に続いて見学いたしました。本堂とは別に一切経の収蔵庫があり、木版が収蔵庫の天井一杯に整理整頓されて置かれています。土曜日に見学したので、木版を押す方は不在でしたが、ここが2回目の見学の方にお聞きすると平日だと押しておられるお姿を拝見したとおっしゃいていました。卒論などで書いていた400字詰原稿用紙はここの木版が発祥で、また大正12年から昭和20年まで小学校の教科書にもこのお寺の中興といわれる鉄眼禅師のことが掲載されていたようです。

今回は浮世絵である富嶽三十六景の版画の体験をしましたが、竹笹堂のご主人によると版木は元来、お経を広めるために僧侶の方がされていたとお聞きしました。

竹笹堂には店頭にハンカチや手ぬぐいポチ袋なども販売されています。またそのお店の回りは膏薬辻子といって細い路地が入り組み色々なお店がありますので、京都に来られた際のおススメスポットです。