竹生島 宝厳寺 真言宗豊山派 滋賀県長浜市早崎町1664−1
盆地育ちの私は山の景色より海や湖の景色を見ると心が癒されて休んだ気持ちになります。近場でいいところはないかと考えていたら9月の休日に水の景色を求めて竹生島 宝厳寺へ行って来ました。
竹生島へは長浜港からと今津港から船が出ていますが、今津にはお得意様のお寺様があり出港場所とも近く馴染み深かったので今津港から船に乗りました。
この日はお天気もよく多くの人が来られていました。20分くらいしていよいよ桟橋から乗り込みました。船は新しく快適で、船内では竹生島の案内ビデオが流れて予備知識を頭に入れられます。
遠い昔に来た覚えはあるのですが、段々と島に近づくとまったく覚えてないことが分かり初訪問のように新鮮でした。船から降りると宝厳寺に向かう参道には数軒の飲食店やお土産店がありますが、団体で食事できるところはなさそうでした。
宝厳寺の入口で入場料を払い、すぐ目の前にある急な階段を上って行きます。段数が予想以上にあるので日頃の運動不足のせいか息が上がりました。調べて見ると165段あるそうです。
上まで上りきると左手に本堂が見えてきます。その前を横切るように多くの人が並んでいました、先頭を見るとご朱印をもらうために並ばれているようでした。本堂でお参りしてまず圧巻だったのは大きな灯籠です。また二羽の鳳凰の欄間が3枚飾られています。
本堂を出て上がってきた方に戻り今度はさらに階段を上り三重塔に向かいます。三重塔は江戸時代初期に焼失したそうですが、約350年ぶりの平成12(2000)年に復元、新築されたそうです。その後は令和2(2020)年春に修復が完了した国宝の唐門に向かいました。2020年春に完成したばからなので、漆塗も彩色もきれいに仕上がっていました。 そして舟廊下を通り、都久夫須麻(つくぶすま)神社にお参りしました。その後はメインイベントの龍神拝所での「かわらけ」投げです。「かわらけ」投げは京都 高雄の神護寺が有名ですが、それ以来かもしれません。神社・仏閣では願いをかなえる仏事ですが、子供が喜ぶのでもちろん投げました。売店で3枚1組を買って自分の名前を書いて湖の方にある鳥居に向かって投げます。
売店の人によると鳥居の両脚の間をくぐると龍神様により願いがかなうと言われているそうです。
今津港へ戻る船では船上のデッキに上がりました。青空でしたのでたいへん気持ちよかったです。
平日は1時間ほどで行けますが、土日は2時間以上かかりますのでご注意ください。京都から気軽に行ける場所ですが、船で行けるので小旅行気分でいいですね。