関善光寺(正式名 妙祐山宗休寺)~五郎丸ポーズと宝冠大日如来像のお寺~

岐阜県関市西日吉町35

今年印象に残ったスポーツニュースは夏の高校野球やラグビーワールドカップでした。その中でもラグビー日本代表がワールドカップで南アフリカを破ったことは日本中を大きく沸かせました。そのラグビーチームの中でも五郎丸選手は、フリーキック前の合掌のポーズで話題になっていました。そのポーズがここ関善光寺の宝冠大日如来の印相と非常によく似ているということで、メディアで取り上げられていました。ちょうど、関市のお寺様に納品があったので、近くなのでお参りしてきました。車で駐車場に止めると(もちろん無料です)、石垣の上に伽藍が見えます、ゆるやかな石段を登って行くと、両側には「善光寺如来」ののぼりが賑々しく立っています。上がったところ左手すぐに八角堂に安置された宝冠大日如来のお堂があります。平日にもかかわらず、多くの参拝者がありました。いよいよ宝冠大日如来と対面です。お堂は低い石段の上に建っているので、身近な感じがします。大日如来はニュース映像や画像で見るより思いの他小さく感じました。

台座に多くの化仏が浮刻されています。表の説明書きによると、1013体あり圧巻です。大日如来のご面相は少し伏し目がちで、ふくよかなやさしいお顔立ちをされています。手の印相は親指と人差し指だけ立て、他の指は左指を覆う形になって、五郎丸選手のポーズと本当によく似ています。この印相をした仏像はここ関善光寺の一仏だけで、他にはなくこの印相も何を表しているかわからないと、ご住職がテレビのインタビューに答えていらっしゃいました。さて本堂にお参りです。本堂は唐破風の入口を入って行きます。どこかで見た屋根だなあと思っていたら、本家の長野善光寺を模した4分1の大きさだそうです。ご本尊は一光三尊善光寺如来で普段は秘仏になっており、7年に1回ご開帳されるそうです。本堂の次に大仏堂へ向かいます。大仏は丈六の阿弥陀如来座像で脇侍に観音菩薩像と勢至菩薩像が安置されています。阿弥陀三尊像ですね。玉眼がしっかり描かれた仏さまたちです。

今回はニュースで話題になった少しミーハーな参拝でしたが、ここのご住職が「関の五郎丸」と紹介したことによって、参拝客が3倍になったそうです。やはりお寺が多くの人で賑わっているということは、活気があっていいですね。これからも世間で話題になったお寺様も紹介していければなと思います。