石山本願寺跡(蓮如上人袈裟掛けの松)
大阪城内(大阪市中央区大阪城1-1)
今回は大阪城内にある石山本願寺跡を訪問した時のお話をさせていただきます。大阪城公園には、園内にある大阪城ホールにはコンサートで若い頃からよく行きましが、その時には、JR環状線の大阪城公園駅で降りて行きました。今回は大阪城公園全体の地図を見ていると奈良の寺々のように大阪城の天守閣が北を背にして南向きに立っていることに着目し、大阪城公園
南東の森之宮駅で降りて北西を目指し、大阪城敷地内にある石山本願寺跡に向かいました。ここで参考ですが、古いお寺を見学する際には、なるべく徒歩で、そして南の方から入ると、南大門や門内の仁王像、獅子を見ることできるので見逃さずにすみます。近年は車でおまいりしやすいように本堂の真横に止めることができるお寺もありますが、私はそのような場合でも、わざわざ門の方に回るようにしています。本題に戻りますが、環状線森之宮駅を降りて大きな交差点を渡ります。入り口には地図があり、ここで旧跡がどこにあるか地図とにらめっこです。大体の位置を頭に入れて進みます。城内の道を進んで行くと天気がよかったのかもしれませんが、犬を散歩したり子供たちが遊んだりしてほのぼのとしています。しばらく行くと噴水があり、気持ちいいですが、その噴水を中心にして放射状にいくつもの道があります。少し迷いましたが、一つの道を決めて進み始めました。途中大きな石垣や石段があり、起伏に富んでいて一緒に行った子供も楽しそうです。大型バスの駐車場に行ったりして少し迷いましたが、ようやくご旧跡手前の門が見えてきました。案内板によると桜門と呼ばれ本丸の正門にあたるそうで、重要文化財だそうです。ここは多少車も来るので注意が必要です。そこを抜けて左に曲がって行くと、小さな小屋と石碑が見えてきます。この小屋は「蓮如上人袈裟掛けの松」の切株をおおった屋根です。袈裟掛けの松とは本願寺第八代蓮如上人がここ山科本願寺の後、ここ大阪城の地に本願寺を建て、ここの切株だけになっているここの松に袈裟をかけ宗派の繁栄を願ったとされています。切株は大阪城を再築した地表にあることから、これはあくまでも伝説に過ぎないと考えらます。しかしながら、西側に蓮如上人の筆を用いた「南無阿弥陀仏」のの六字名号の石碑が建てられるなどして大坂(石山)本願寺時代の記憶をとどめる史跡として保護されています。
その後、大阪城をめぐり、大阪を満喫しました。中国からの観光客が多くてびっくりしましたが、ここ大阪城は中国の方に大人気だそうです。京都御所より少し大きな大阪城公園、起伏があって公園内をめぐりながら旧跡を訪ねるのもいいかもしれません。