瑞泉寺<井波彫刻と太子伝会の地>  
大谷派井波別院(富山県南砺市井波3050)

 

暑い夏がやってきました。今年は節電の影響で特に暑い夏になりそうです。暑い夏といえば、富山県井波町の瑞泉寺を思い出します。

瑞泉寺は彫刻が素晴らしいという噂を聞きつけ、2002年に初めて友人たちと訪ねました。お寺の門前には欄間や仏像を彫刻するお店が立ち並び、その奥に瑞泉寺があります。私の妻は富山の高岡なのですが、その実家には、5月の端午の節句に床の間に菅原道真公をモデルにした天神像を飾られます。これは富山県では長男が生まれると母方から贈られるそうです。話しを聞くとそれを購入されたお店が瑞泉寺の門前町のお店のようです。

瑞泉寺には車で行きました。境内に車を止め、(2011年現在は境内ではなく市営駐車場に案内されています。)大門、本堂と訪ねましたが、各所に配された彫刻はそれはそれは素晴らしいものでした。まず大門の説明からいたしますと、二層二階になっていて山号額の『杉谷山』は東本願寺第21代法主 厳如上人の筆だそうです。上層には東本願寺御影堂門と同じく釈迦如来像を中心として弥勒菩薩像と阿難尊者の像が安置されています。(拝観は要確認)本堂は間口46mもあり、西本願寺及び東本願寺阿弥陀堂よりも大きいそうです。本堂内に入ると、欄間の彫刻は枠からはみ出た天人さんなど彫刻は見所が多いです。本堂出て、左手に進むと聖徳太子を安置している太子堂があります。ここは屋根をくぐり、見上げると、向拝柱に付随する彫刻がいくつも連なり素晴らしいです。説明書によると手挟み彫刻といい本堂側にもいくつもあります。そして、この太子堂といえば、2003年に友人と行った太子伝会を思い出します。これは聖徳太子絵解き法要とも呼ばれ本堂の欄間近くまである障子ほどの高さの聖徳太子の御絵伝の掛軸を僧侶の方々が説明されていきます。また、これに合わせて聖徳太子2歳像のご開帳も行われています。聖徳太子の生涯を解説する絵解き法要は全国でも珍しく、大阪で聖徳太子展が行われた際には、この瑞泉寺の絵解き法要の再現がされました。瑞泉寺では7月21日から29日まで太子伝会が行われます。またそれに合わせて氷の彫刻や踊りなどの観光まつりも開催されます。彫刻に太子伝会に見所の多いお寺様ですが冬は雪深いところなので、夏がおすすめです。