知恩院 【宗派】浄土宗総本山

【所在地】京都市東山区林下町400

京都では知恩院さんと呼ばれて親しまれています。東大路通から東へ進み、坂を上っていくと、そびえるような三門が見えてきます。特別拝観などでこの三門には上がることができ、京都市内が一望できます。上層部は仏堂になっており、釈迦如来像と十六羅漢が安置されています。その片隅にはこの三門を建立した棟梁、五味金右衛門(ごみきんえもん)夫妻の木像が安置されています。この夫妻は当初の三門建築予算をオーバーさせたことから、責任をとって自害したそうです。仏具屋の私にとって、身につまされる話です。三門をくぐると、急な階段が続きます。この場所は映画ラストサムライでトムクルーズが天皇に会いに行くシーンに撮影場所として使われました。 階段を上ると、まず目に入るのが国宝である御影堂(みえいどう)です。この御影堂は幅が45mもあり、中には浄土宗の開祖である法然上人が安置されています。この御影堂と回りにあるお堂を結ぶ廊下は鶯張りになっていて、歩くと「キュッ、キュッ」と音がします。これは『忍び返し』ともよばれ、曲者を知らせる防犯装置になっているそうです。またこのお堂には名工、左甚五郎が忘れていったとされる忘れ傘があったり大棟中央にはまだ未完成の証とされる『葺き残しの瓦』などの不思議なものもあります。 境内南東には日本三大鐘のひとつである巨大な釣鐘があります。高さは3.3m口径は2.7mもあります。かの有名な物理学者、アインシュタインはこの鐘の真下に立ち、鐘をつかせて無音の場所があることを示したそうです。除夜の鐘には総勢17人でこの鐘を突くそうです。色々を逸話の多いお寺さまなので、探していくと面白いかもしれません。


おすすめ情報

『時期』
御忌大会(ぎょきだいえ)4月18日~4月25日
除夜の鐘(12月31日)

『建築』
三門(江戸時代)国宝
御影堂(江戸時代)国宝
集会堂(江戸時代)重要文化財
経蔵(江戸時代)重要文化財
小方丈(江戸時代)重要文化財
大方丈(江戸時代)重要文化財
大鐘楼(江戸時代)重要文化財

『絵画』
阿弥陀二十五菩薩来迎図(鎌倉時代)国宝 
法然上人行状絵図(鎌倉時代)国宝