一心寺

宗派【浄土宗】

場所【大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69】

一心寺は、文治元年(1185年)、法然上人が仏堂を建て、後白河法皇がこの地で一緒に「日想観」を修した故事をもって開基とされています。元和元年(1615年)大坂冬・夏の陣では徳川家康が茶臼山一帯、なかでも一心寺を本陣としました。

天王寺駅を降りてビルの谷間を抜け、四天王寺西門の石碑が見えたら左に曲がると、銀色の斬新なデザインの山門が見えます。現代的な彫刻の阿形・吽形像の間を抜け大本堂に向います。一緒に行った友人は、“これがお寺?”とびっくりした様子でした。山門はここの前住職である高口恭行氏の設計です。大本堂には京都 百万遍 知恩寺からお迎えした阿弥陀如来座像が安置されています。最近修復されたので、それは美しく、後背にも無数の化仏(けぶつ)が配されています。真横でも見られるので圧巻です。

 そして、このお寺様のもうひとつ大きな特徴は“お骨仏(おこつぶつ)”と呼ばれるものです。“お骨仏”とは亡きお方の骨を細かくし、それをコンクリートと接着剤で固め仏像にすることです。宗派関係なく受け入れておられるようなので、年間1.5万~2万体の納骨があるそうです。多くの人々と一緒に仏様という具体的なお姿になれることや、将来までお寺でおまいりしてもらえる安心感、参拝される方にとっては、そのお顔の中に亡き方の面影を偲ぶことができるということから、たくさんの申し込みがあるようです。

 

 

おすすめ情報

『建築』

   山門 (1997年完成) 前住職 高口恭行氏設計

 

『彫刻』

山門仁王像 (1997年) 神戸 峰男(かんべ みねお)