塩屋別院(浄土真宗本願寺派)
〒763-0065 香川県丸亀市塩屋町4-6-1
ゴールデンウィークにあまり行ったことがない四国へ行きました。主目的は香川のうどん屋さんと金刀比羅宮さん詣でです。その際泊まったホテルが、丁度この塩屋別院の近くでしたので、朝一番でお参りしてきました。
塩屋別院は海沿いにあります。海沿いなので潮の香りがしますね。盆地育ちの私には堪らなくいい香りです。前日に夜にも通ったのですが、近くで同じ作業服を着た方を多く見かけたので、ガソリンスタンドで聞くと、今治造船の作業員とのことでした。
さて、塩屋別院は海沿いの道から少し内陸に入った所にあります。細い道を通り境内に車を置いて山門から入り直しました。境内は広く、当日は快晴だったこともあり、気持ちよくお参りと撮影ができました。
本堂内に入ると、お内陣の正面の御本尊や両尊前の仏具がピカピカでした。後でホームページを見ると、2週間後に慶讃法要を控えておられたようです。
山門の近くには塩屋別院探訪として5つの案内が貼ってありました。
1. 別院山門の扁額「真照山」。
2. 第23代勝如上人御染筆。
(1962(昭和37)年、親鸞聖人700回大遠忌法要に贈られる)
3. 大型四脚門・唐破風・銅板葺・山門。
4. 1854(嘉永7)年落成。塩飽(しわく)大工によって建立。当初は檜皮葺だったが1975(昭和50)年に銅板に葺き替え。
※塩飽大工とは瀬戸内海の中央部・塩飽諸島を拠点に江戸時代から明治にかけて、主に岡山県と香川県で、数多くの神社・仏閣・民家を建立した一大大工集団です。
5. 大門の中国故事彫刻。(黄石公と張良の伝説)
6. 大門の中国故事彫刻(三国志から三顧の礼)
7. 大門の中国故事彫刻(琴高仙人)
この塩屋別院は、本願寺四州教区の拠点になる寺院で、他に香川県高松市、愛媛県松山市に会館があり、高知市には高知別院があります。
参拝後に朝食のうどんを食べに行き、その後、金刀比羅宮さんへ参りました。ここは全国に約600ある金刀比羅神社、琴平神社あるいは金比羅神社の総本宮だそうです。
御本宮までは785段の階段があり休憩しながら行きましたので1時間ほどかかりました。やっと御本宮に到着すると目の前の広場からは、讃岐平野や讃岐富士が一望でき、清々しい気持ちになりました。
帰りは参道沿いのお店によったりスイーツを食べたりして楽しみながら次の目的地へ向かいました。四国もまだ一部しか行けなかったので、また再訪したいと思います。