斑鳩寺 (天台宗)
〒599-0201 兵庫県揖保郡太子町鵤709
今回はこのお寺様をご紹介するに至った経緯からお話して行きたいと思います
数年前ですが、仏具の展示会に出店されていた家系図を作成する会社に出会ったことから話は始まります。その会社は先祖を数代に渡り調査をし家系図を作成するという仕事をしておられます。料金は戸籍調査のみや簡易な文献を含めるかなどによって変わってきます。参考にチラシも同封しておりますのでご覧ください。
さて、私の苗字は全国的に少ない「成影(なるかげ)」という姓なので、その先祖を知りたいと常々思っていましたが、この機会に思い切ってこの会社に依頼することにしました。それなりの費用と時間を要しましたが調査の結果、先祖がどこで生まれて寿命がいくつであったかという情報を知ることができました。
その先祖の中に今回ご紹介する兵庫県揖保郡(いぼぐん)の地名がありましたので、先祖探しを兼ねて近くの斑鳩寺を今号のお寺めぐりの地として訪ねてきました。
前置きが長かったですが、斑鳩寺の話をしましょう。斑鳩寺は自宅から直接行けば2時間ほどですが、神戸のお寺様に寄ってから向かったので、そこから一時間ちょっとで着きました。お寺に近づくと、聖徳太子由来のお寺らしく、太子や鵤(いかるが)の地名が多く見受けられます。
お寺の前に駐車場があり、両側に金剛力士像(こんごうりきしぞう)が安置された仁王門(におうもん)より入ります。正面には大講堂があり、内陣と外陣は蔀戸(しとみど)で区切られていて外陣は土足で入堂するようになっていて立ってお参りしました。
御本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)・薬師如来(やくしにょらい)・如意輪観音(にょいりんかんのん)で山号はないそうです。
境内(けいだい)東側に三重塔、西側に六角形の聖徳太子聖徳殿があり聖徳太子植髪(うえがみ)十六才像が安置されているそうです。こちらを見学するには事前予約が必要です。
ところで聖徳太子が安置されているお堂はなぜ六角形なのでしょうか。調べてみると眼、耳、鼻、舌、身、意から起こる6つの欲を捨て去ることで角を取り、円満になりましょうという願いが込められたことからこの六角の形になったそうです。
それからは先祖探しに出かけました。調査票にのっていた住所は不明でしたが、その近くに「成影」さんという家があったの尋ねてみましたが留守でした。
その近くにある昔の庄屋である三木家住宅が一般開放されていましたので、見学することにしました。その後、「成影」さんという名前が多い地域を聞いて見ると、その場所より北側だという情報を得ることが出来ました。
今回は夕暮れ時でしたので、教えていただいた地域を訪れずに帰りましたが、また機会があれば訪ねたいと思います。皆様もご自身のご先祖にご興味ある方は是非お申し込みください。