山口~大分 国宝建築見学会 2日目

富貴寺大堂 国宝 天台宗・・・大分県豊後高田市田染蕗2395

宇佐八幡宮本殿 国宝 ・・・大分県宇佐市南宇佐2859

宿泊場所は大分富貴寺近くの「旅庵蕗薹(りょあんふきのとう)」でした。木の香りが漂う宿で、お風呂も木のお風呂。旅の疲れをゆっくりとることができました。

さて次の日はこの宿から歩いて5分程の富貴寺に竹林を抜けて歩いて向いました。大堂に着き、しばらくすると一人の僧侶が来られ両側面手前側の扉を開けられお勤めがはじまります。15分程でお勤めが終わり、本堂内に入って見学します。薄明りの本堂内の正面に阿弥陀如来座像が安置されていて、須弥壇もシンプルな四角い和様、手前の丸柱が阿弥陀像を守るように立っています。外へ出て改めて富貴寺大堂を正面から見ると宝形造りで四角いお堂のように見えますが、平面で見ると正面3間、側面4間で側面の方が1.62m長いです。妻木先生によると、それでも宝形造りになるのは野屋根を振隅(ふりすみ)にしているからだそうです。ちなみに振隅とは隅木(屋根をささえる隅の部材のこと)を45度にしないことを言うそうです。緑の木々を背にしたお堂の雰囲気がいいですね。それからは宿に戻り、帰り支度をして今度はバスで宇佐神宮に向いました。宇佐神宮は全国に約44,000社ある八幡宮の総本宮で、京都の石清水八幡宮、福岡の筥崎宮(はこざきぐう)と合わせ日本三大八幡宮と呼ばれることもあります。近年では筥崎宮の代わりに知名度が上がった鎌倉の鶴岡八幡宮を入れる場合もあるそうです。宇佐神宮は境内が非常に広いです。バスを大型駐車場に止め本殿のある上宮まで徒歩で20分ほどかかります。上宮までに色々な社(やしろ)があるので、それもおまいりするためです。まず、表参道の商店街を横目に鳥居を二つ抜け、その先に手水舎(ちょうずや)があり手と口を清めます。そこから玉砂利の上を歩いて行きますが、注目すべきは祓所(はらいどころ)という小さな池です。手前からせり出した舞台もあるのですが、そこが、少し幻想的な雰囲気で皆さん立ち止まっていました。それから歩いて行くと宇佐神宮上宮に到着しました。地形上、正面左手から入って行くような感じです。本殿はきれいに朱塗りされています。ここの本殿は西から第一殿、第二殿、第三殿と並んでいて、八幡造りという独特な形式で建てられています。帰りは表参道で皆さんお土産を買ってバスに乗り込んでおられました。そして中津城の近くの汐湯という海の水を使った銭湯で食事場所も併設されている大正時代の建築で風情があるところで昼食をいただき、小倉駅から帰路に着きました。毎回、国宝建築を解説いただくと、その素晴らしさが分かりますが、その建築の佇まいだけでも魅力があります。全国には、まだまだ国宝建築がありますので、できるだけ訪ね歩きたいです。