新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり所感を述べさせていただきたいと思います。昨年は親鸞聖人750回から一年がたち、いよいよ一般のお寺様でも勤められることが多くなってきました。しかしながら、御遠忌法要をされたところはまだ少数で、蓮如上人の御遠忌を勤めていらっしゃらないところばかりでした。関西地区はまだまだ計画もされていないところがほとんどで、京都の本山から離れた関東地方の方が勤められたり計画されているように見受けました。
世間の動向を見ますと、東日本大震災から今年で二年になろうとしていますが被災地の復興は少しづづですが進んでいるようで、業界内でも小さな仏具を卸す業者さんなどは結構忙しいという声をお聞きしました。しかしながら仏具のみで仏壇の購入本数は目に見えて、減ってきています。それは業界新聞などでもグラフで目に見えるように減ってきています。京都でもその傾向は顕著で、卸屋さんによると、仏壇特に金仏壇の落ち込みが激しく、お仏壇の前に置く漆塗りで金箔押しの経机さえ、在庫でもっていない状況には愕然としました。仏壇離れといわれて久しいですが、仏壇を小さなタイプにするにはもちろん、家に仏壇を置かないから引き取りだけの依頼も多いことに私も自分の事業のこれからの先行きに不安を覚えます。そして、信仰の対象が家の宗教から個人の宗教になりつつあり、それがお仏壇から手元供養という形で、ペンダンドのような首からぶら下げるようなものになりつつあります。
当店の状況をお話しすると9月末決算で一年間の収支はなんとかプラスマイナストントンで終ることができました。これもひとえにお客様のご支援と従業員の頑張りがあったからこそと思います。心より御礼申し上げます。改めて、当店の従業員を紹介すると代表は成影幸仁で妻である麻里子が受注を担当しています。インターネット担当は入社三年目の坪野、そして昨年お盆前にパートから入りそして正社員になった女性の柳生、発送担当は私の姉の弘田がしております。また妻の実家のお姉さんにもインターネットの関連の写真撮影やアップを手伝ってもらっています。WEB担当の坪野君はネット上での商品構成がうまく、画像系ソフトが得意です。一方柳生さんは絵が上手でこのページの絵は私をモチーフして描いてくれたものです。私は結構気に入っています。