札幌別院  
本願寺札幌別院(札幌市中央区北3条西19丁目2-1)真宗大谷派札幌別院 北海道札幌市中央区南7条西8丁目290

 

まだまだ暑い日が続きますね。そこで、記事だけでも涼しい気分になってもらおうと思い、2007年に北海道は札幌にある東西二つの別院に訪問した時のお話をいたします。

仕事で北海道は帯広へ行きました。4月になったので、もう雪は降らないと思っていましたら、帯広から札幌への帰りに大雪に見舞われました。さすが北海道、京都とは違います。

前日に札幌で宿泊し、まずは本願寺札幌別院に向かいました。近くまで地下鉄で行き、そこから徒歩で向かいました。鉄筋コンクリートの本願寺派別院に多い形の五重塔のような屋根を重ねて行くような形の本堂です。本願寺派富山別院も同じような形をしています。本堂は2階にあり、外付の階段を登って行くと、本堂にたどりつきます。

朝一番に行きましたが、もうお朝事も終わって、静かでした。中はきれいに修復されたところのようで、金箔も眩く、彩色もきれいに施されていました。外にでると、右手に親鸞聖人像があります。これは京都の岩沢梵鐘さんが製作したもので、題字は現門主 即如上人の字によると石碑に記してありました。

次に大谷派札幌別院に向かいました。帰りの飛行機の時間があったので、ここはタクシーに乗り数分で到着です。こちらは木々が多いためでしょうか、境内にまだ少し昨日の雪が残っていました。雪囲いがしてある本堂からおまいりです。こちらは一般の寺院と同じく平屋の本堂で、その右側に旧本堂があります。こちらは御絵像のご本尊が安置されていますが、向かって左側に現如上人の掛軸がかかっています。北海道は弱冠19歳であった現如上人が明治の初めに開拓、開教されたと別院の資料にかかれています。この大谷派の別院の地も明治政府が下賜されたもので、当初東本願寺菅刹と呼ばれていたようですが明治9年に札幌別院と呼ぶようになったようです。その菅刹の文字が山門手前の石碑に書かれています。北海道の開拓史を考えると、何もないところからよくここまで築き上げられたのだと感慨深いものがあります。この文字は昭和に建てなおされた石碑ではありますが、文字の力強さがその築き上げてきた人々の魂の強さのように見えた今回の訪問でした。