平城宮跡(他奈良県内寺社)
【所在地】奈良見奈良市佐紀町周辺
今年は2010年、平城京ができて1300年目にあたります。それを記念して、十数年前から、平城京の跡地に大極殿や朱雀門が建設されました。今年4月からはそれらの見学が始まったのでやっと8月と10月に行ってきました。期間中は会場に車で直接乗り入れすることができないので、パーク&バスライドで木津川市の駐車場に止め、そこからバスで約20分平城宮跡に到着しました。会場はとても広く、バスは朱雀門と大極殿の中ほどに止まるのですが、朱雀門からまた回るようなコースになっています。妻はホントにこんなに歩けるのと心配顔。8月に行った時は、ライトアップされた夕刻に行ったので、散歩気分であるいていても面白いバルーン型照明などがあり、それなりに楽しめました。大極殿に近づくと、夜景の時は手前の広場に無数のローソクの灯りが灯され、幻想的な雰囲気でした。10月に行った時は芝生の青さがまぶしかったです。昼間は大極殿の中まで入れたので、長い列を待ちました。真ん中にはその昔は天皇が座られた高御座が安置されています。かなり大きなもので、頂上には金色の鳳凰が鎮座しています。その他に金具や椅子などがありましたが、知り合いの職人さんがその一部を手がけられた話をお聞きしていましたので、見ている私も感無量です。堂内はフラッシュ不可ですが、カメラ撮影OKですので、細かく撮影しました。私が注目したのは天井絵です。すごく淡い彩色でした。天井回りの十二支と四神が日本画家上村淳之氏の作品で、淡い彩色が特徴的です。薬師寺金堂の天井絵は平山郁夫氏ではっきりした彩色と比べると面白いかもしれません。それからは大極殿を出て、お土産売り場やせんとくんと戯れて、薬師寺や唐招提寺のある西の京へ向かいました。今回はここまでで、次回に続きます。平城宮は11月7日までです。ただ広いので、歩きやすい靴や服装をしてください。身体の不自由な方、高齢の方などはハートフルトラム・コラムという電気自動車があります。またジュースなどの自動販売機もありませんので、水筒にお茶を入れて用意されるといいでしょう。雨具も必要かもしれません。僕は途中でにわか雨に降られ、途中の木で雨宿りしましたが、少し濡れてしまいました。