毫摂寺
【宗派】真宗出雲路寺派本山
【所在地】福井県越前市木部826

福井四箇本山の一つである出雲路寺派毫摂寺は武生インター下りて、10分くらいのところにあります。趣のある塀づたいに車を進めて、駐車場に車を止めます。車を止めて、まず目についたのが太鼓楼です。すごい雰囲気のある建物だなあと思っていると毫摂寺の諸殿の中で一番古いものだとのことでした。
まずは御影堂からお参りです。お伺いしたのが冬の1月2日だったので、お堂の回りには雪囲いがしてありました。しかし、参拝に行った時には雪が少なく、その出番を待っているかのようでした。中に入ると、まず、きらびやかで溢れんばかりの牡丹の欄間に目がいきました。お正月なので、前卓には赤地に寺紋の打敷が掛けてあります。寺紋は仏光寺派と同じ下り藤でツルが下に伸びたタイプです。輪灯はお西さんで用いられている菊輪灯、花瓶やローソク立などの具足はお東のようです。
次に阿弥陀堂です。阿弥陀堂の欄間は白木で、龍や鳥の彫刻で埋められています。また、襖の画は孔雀が描かれていて、パンフレットによると菱川師福によるものです。それから事務所に向かいました。事務所には本堂、御影堂の全面の写真がパノラマになったものがあり、それぞれに説明書きがされていました。これは見やすくていい方法だと思いました。
外に出ると経蔵や阿弥陀堂門、御影堂門がありますが、人物のレリーフをした石碑がありました。これは、『のゑの碑』といい、乳母としてこの毫摂寺に奉公していた『のゑ』という女性が、毫摂寺のお姫様に猪(いのしし)が襲ってきたが、それから敢然と守ったことを記念して建てられたそうです。
出雲路派というのは、天福元(1233)年、親鸞聖人がその昔、京都上加茂、下加茂の間の出雲路というところに一宇を建立されたのが山号の由来になっているそうです。現在も京都の鴨川に出雲路橋という橋があることからこのあたりに毫摂寺があったのかもしれません。今では福井の地に移っていますが、地域に支えられたお寺だなあと思いました。

おすすめ情報

『時期』
御正忌報恩講 
毎年12月21日~12月28日

宗祖親鸞聖人750回報恩大遠忌法要 
2012(平成24)年4月21日(日)~4月23日(日) 3日間

『建築』
阿弥陀堂(明治17年)
御影堂(明治17年)
太鼓楼