真宗本廟(東本願寺) 第1回

【宗派】真宗大谷派本山
【所在地】京都府京都市下京区烏丸通七条上る

東本願寺と私との思い出は子供の頃の遊び場としての印象が強いです。外側のお堀はザリガニ釣りとして恰好の場所で、いつも餌の「するめ」に紐を付けて垂らして吊るのが楽しみでした。境内も、南側の現在の鐘楼があるあたりは背の高い草が多く茂っていて、友達と「かくれんぼ」するには恰好の場所でした。その後、公立の小中高に進み、大学では大谷大学に進学しましたので、入学後にクラスでお参りしたことを記憶しています。近年では、甥っ子が大谷派系の幼稚園に通っていたので、本山での蓮如上人ご遠忌のお稚児さんとして参加し、私も付き添いました。その時、白書院が着付けと化粧場所になっていました。 さて、思い出話はこのくらいにして、諸殿に移りましょう。まずは御影堂門。京都三大門の一つとなっている堂々とした風格のある門です。ちなみに他の二つは知恩院と南禅寺です。柱には柱巻金具がありその一本一本に数匹の獅子があるのですが、一匹だけ目をとじている獅子があるのです。これはタクシーの運転手さんが修学旅行生に話すネタとして知られていますが、僕も友達にしてみたら、結構うけました。門の上は通常は拝観禁止なのですが、団参の付き添いとして一度昇ったことがありますが、釈迦三尊の素晴らしい仏像が安置されています。一般的に釈迦三尊の両脇は普賢菩薩と文殊菩薩ですが、阿難尊者と弥勒菩薩の仏像です。この仏像は田中紋阿、田中文弥という幕末から明治に活躍した仏師の作で今も子孫の方がいらっしゃるそうです。
阿弥陀堂門は唐破風造りで、この造りは勅使門にもみられます。勅使門には天皇家をお迎えするために菊の紋が随所に配されています。
最後に紹介させていただきたいのは参拝接待所です。蓮如上人500回御遠忌記念として、京都を代表する建築家 高松伸氏が設計されました。建築物に関しては賛否両論ありますが、ゆるいスロープを降りて行くと、柔らかい光に包まれるところが、結構お気に入りです。次の第2回には御影堂、阿弥陀堂、渉成園などをご紹介したいと思います。