三十三間堂(蓮華王院本堂)

【宗派】天台宗
【所在地】京都府京都市東山区三十三間堂廻町657

三十三間堂と聞くと、僕にとっては、成人式前後に行われる通し矢を思い出します。その名の通り、長ーい本堂の西側で行われる通し矢は着物姿に腕まくりといったいでたちで行われ、見ていて凛々しいです。さて、境内には車が50台停められるので今回は車で向かいました。子連れにとっては有難いです。本堂北から入ると、まず目にするのが無数の千手観音菩薩です。一緒に行った妻もその多さに驚いていました。本当の数は本尊の薬師如来を挟んで500体ずつあり、ご本尊を含めて千一体となります。毎年20~30体ずつ修理されています。千手観音のお顔はどれも同じようにみえますが、仏師がそれぞれ違うので、必ず会いたい人に似たお顔があるともいわれています。ご本尊は千手観音坐像で、千本の手があるように思われがちですが、本当は42本しかありません、仏師は運慶の子、湛慶。少しふっくらした頬が特徴的で、非常に慈愛に満ちた表情をされています。途中、上を見上げると垂木の表面にうっすらと極彩色を施した跡が残っています。『法然上人伝絵』にも美しい三十三間堂の姿が描かれていますが、創建当時はとてもきらびやかなお寺であったことを窺い知ることができます。また、境内には「南無阿弥陀仏」の文字が刻まれた石塔があります。これは『法然塔』と呼ばれ、元久元年(1204)年3月、土御門天皇がこのお堂で後白河法皇の13回忌を行った際、法然上人が音曲に秀でた僧を伴って『六時礼讃』という法要を修し、この碑はその遺蹟です。 本堂は千手観音だけでなく、二十八部衆や、俵屋宗達が描いた風神。雷神図のモデルになったといわれるお像もあり、それぞれが国宝または重文のものばかりで、仏像好きな方には非常に見ごたえがあり、あっという間に時間がたつお寺さまです。


おすすめ情報

『時期』
1月成人の日前後大的大会(通し矢)
3月 春桃会 
5月3日 開山忌

『建築』
三十三間堂 (鎌倉時代)国宝南北120m×高さ16m×奥行き22m

『仏像』
千手観音像(鎌倉時代 湛慶作)国宝
風神・雷神像(鎌倉時代)国宝
二十八部衆像(鎌倉時代 湛慶作)国宝