総持寺
【宗派】曹洞宗総持寺派大本山
【所在地】横浜市鶴見区鶴見2-1-1
JR鶴見駅を降りて、繁華街を歩いてお寺に向かいました。東側の総門である三松関(さんしょうかん)から三門を通り境内に入るのが道順ですが、少し北側の“千と千尋の湯屋”風の天真閣を横目に見ながら入りました。昔の木造の建物は味があっていいですね。街の真ん中にあるお寺なので、そんなに大きくないだろうなあと思っていたら、とんでもない。巨大なお堂や広大な境内をもつお寺さまでした。少し坂道を歩いて行くと、右に檀信徒会館や正式な玄関・香積台(こうしゃくだい)があり、その向こうには外苑と内苑を隔てる百間廊下(一文字廊下)があります。ここでは毎日、洒掃行(しゃそうぎょう)と呼ばれる雑巾掛けが行われています。毎日磨かれているので、ピカピカです。長い廊下を見るだけでも壮観ですが、ここを雑巾掛けしたら僕なら腰を痛めそうです。その向うの右手に鉄筋の千畳敷のお堂といわれる大祖堂(だいそどう)があります。大祖堂は開山堂と法堂を兼ねていて、朝課はここで勤められるようです。白の塗装に青磁色になった銅板の屋根は偉容です。となりの仏殿は木造で大雄宝殿(だいゆうほうでん)とよばれ、ご本尊釈迦如来、右は迦葉尊者、左に阿難尊者の木像が安置されています。通常は非公開です。奥には墓地が広がっています。石原裕次郎さんのお墓もあり、道案内の標識まであります。裕次郎さんのお墓はかなり広く、さすが大スターのお墓です。ちょうど、お盆過ぎに行ったので、お参りされる方がかなりいらっしゃいました。境内は禅のお寺らしく、丸坊主のお坊さんたちが、行きかいます。それが“修行されているお寺”という雰囲気がしました。
おすすめ情報
『時期』
参禅会(毎週日曜日)※他短期、長期も有
写経の会(毎月25日)
『建築』
三門(1969年建立)鉄筋コンクリート造
仏殿(1969年建立)登録有形文化財
大祖堂(1965年竣工)
『墓所』
石原裕次郎 伊東忠太(西本願寺伝道院・築地本願寺設計)