金閣寺(鹿苑寺)
【宗派】臨済宗相国寺派
【所在地】 京都府京都市北区金閣寺町1
この地は、鎌倉時代に西園寺公経(さいおんじきんつね)の別荘北山第が在りましたが、三代将軍足利義満が、応永四年(1397年)に西園寺家から譲り受け、山荘北山殿を造りました。金閣寺の名は、舎利殿(金閣)がよく知られていることからある通称になっていますが正しくは義満の死後、法号鹿苑殿の二字をとり北山鹿苑寺(ほくざんろくおんじ)と名けられました。
駐車場から林の中を歩いていくと総門があり、そこで拝観料を払いますが、ここの拝観券は変わっていて金閣舎利殿御守護と書かれたお札がもらえます。そして、いよいよ金閣との対面です。手前には鏡湖池(きょうこち)を控え、天気のいい日には水面に写ります。
金閣は初層が寝殿造(しんでんづくり)で法水院(ほっすいいん)、二層は武家造で潮音洞(ちょうおんどう)とよばれています。三層は、中国風の禅宗仏殿造で究竟頂(くっきょうちょう)とよばれ、三層別々の様式ですが、見事に調和しています。二層と三層は、漆(ウルシ)の上から純金の箔が張ってあり、屋根は椹(サワラ)の薄い板を何枚も重ねた柿葺(コケラブキ)で、上には中国でめでたい鳥といわれる鳳凰(ホウオウ)が輝いています。
おすすめ情報
『時期』
不動堂開扉法要(2月3日節分、8月16日大文字送り火)
『建築』
金閣【昭和30年再建】(紅葉時期、雪の金閣も素晴らしい)