圓教寺
【宗派】天台宗
【所在地】 兵庫県姫路市書写2968
山号は書寫山(しょしゃざん)。兵庫県姫路市の西北部に位置し標高371メートルの書写山頂上にあり、西の比叡山とも呼ばれています。山頂にはロープウエイで行くか、健脚な方は徒歩で行くことも可能です。ロープウエイの駅を降りてからも本堂まで歩きますが、バスもあります。
康保3年(966)性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれました。970年創建の本堂は摩尼殿(まにでん)と呼ばれ京都清水寺のような舞台造りになっています。マニとは梵語(ぼんご)で如意を意味します。 本尊は六臂如意輪観音(ろっぴにょいりんかんのん)ですが、毎年1月18日の修正会の日のみ開扉されます。
みどころは本堂より左奥に進んだ三つのお堂と呼ばれる、大講堂、食堂(じきどう)、常行堂です。ここは映画ラストサムライで渡辺謙とトムクルーズが撮影に訪れたことは有名です。さすが、撮影に使われただけあって“凛”とした空気が流れ、三つのお堂をはさむ境内にいると、いにしえの時代にタイムスリップしたような錯覚さえ起します。
西国三十三観音霊場第27番札所でも有名で多くの参拝者が訪れます。入山料 300円 食堂拝観料300円 ロープウエイ往復 900円
おすすめ情報
『時期』
一月十八日 修正会「摩尼殿 六臂如意輪観音」 ご開扉
四月十日 開山・性空上人忌
『仏像』
釈迦三尊像、(国指定重要文化財)
阿弥陀如来座像(国指定重要文化財)
『建築』
摩尼殿(国指定重要文化財)
三つのお堂(大講堂、食堂、常行堂)(国指定重要文化財)
納入報告
この度、大谷祖廟型(東)阿弥陀如来像、白檀製のお仏像をお納めいたしました。
大谷祖廟型は台座が丸になっておりますので、製作には六角台座や八角台座よりも大変手間がかかっております。細かな部分までの彫りの“素晴らしさ”をご覧ください。御衣、台座の文様は截金仕上げです。大きさはお身丈24cm(8寸)総高さ50cmです。京仏師製作です。