私のお寺めぐり/香華堂報54号-2[2004,07/01発行]

私のお寺めぐり(第一回)

 法隆寺

  【宗派】聖徳宗

  【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1

世界遺産で世界最古の木造建築である金堂など55棟、そして650体の仏像が国宝、重要文化財があります。法隆寺は大きく分けて、金堂五重の塔がある西院伽藍と八角円堂(夢殿

)のある東院伽藍とに分けられます。607年に一度完成し、670年に全焼し、現在の建造物は7世紀末から8世紀頃といわれています。この度、奈良国立博物館で法隆寺展が開催され、それに合わせて東院の救世観音のご開帳とともに見学してきました。もう、4~5回目ですが、南大門にいたる直線の松並木を歩いて行くのが私の好きなコースです。今回は法隆寺のボランティアガイドさんにお願いしました。以前との伽藍配置の違いや土塀の製作方法などが聞けて新鮮でした。時間は2時間ほどした。近くに中宮寺や法輪寺や法起寺などありますが、全部見ようとすると4時間くらいかかります。JR法隆寺駅前にはレンタサイクルもあります。門前にあるボランティアセンターで昔の大工道具などを見学するのもおすすめです。

おすすめ時期『春と秋の救世観音、特別開扉』

お気に入り仏像『金堂釈迦三尊像、救世観音、聖徳太子二歳像』   

お気に入り仏具『玉虫の厨子、五重の塔舎利容器』

 

お知らせ

 長い間、香華堂報を読んでいただきありがとうございます。仏具の話を続けてきましたが、私の浅学から今一度、知識を蓄えまた新たな気持ちで続けたいと思います。いつ再開かは未定ですが。それまで、しばらく間『私のお寺めぐり』として実際に足を運んだお寺様を行ったものしか知りえない情報を中心にお届けしたいと思います。どうぞ、今後もよろしくお願いします。