2020年5月– date –
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香華堂報
職人のつぶやき(截金師きりかねし)・仏具の話 (大谷派御須弥壇)/香華堂報29号[2002,06/01発行]
職人のつぶやき 截金師(きりかねし) 仏像の衣や蓮弁の葉脈(ようみゃく)にある金の文様(もんよう)を描くのが私らの仕事どす。繊細な仕事ですから、仏師の妻など、女性がすることが多いどすなあ。截金の工程には箔焼き、箔切り、箔載せの三つに... -
香華堂報
職人のつぶやき(仏師編)・仏具の話(本願寺派 御須弥壇)/香華堂報28号[2002,05/01発行]
職人のつぶやき 仏師編 彫刻師の中でも、仏像専門に彫る職人を仏師といいますねん。一般の人によく“仏像って一本の木からできているの”といわれます。確かに奈良から平安時代にかけては一木造りいうてほぼ一本の木からできていました。今の彫り方は寄木... -
香華堂報
職人のつぶやき(仏具組立師)・仏具の話(宮殿 大谷派)/香華堂報27号[2002,04/01発行]
職人のつぶやき (仏具組立師) 今までいろんな職人さんの話、聞いてくれやはったと思います。もう一度おさらいしときまひょか。まず木地師、そして彫刻師、漆塗師、金箔押師、彩色師、錺金具師、蒔絵師、蝋色師です。それらの職人さんを総称して、八職... -
香華堂報
職人のつぶやき (蝋色師ろいろし)編・仏具の話 (本願寺派宮殿)/香華堂報26号[2002,03/01発行]
職人のつぶやき 蝋色師(ろいろし)編 漆が塗りあがった上をさらに艶を出すのが私らの仕事です。お仏壇の扉や須弥壇の框(匂欄下の大きな板の部分)など仏壇、仏具でも特に黒漆の目立つところを、この蝋色仕上げでします。艶を出すだけで形のない仕事... -
香華堂報
職人のつぶやき 絵師編・仏具の話(寺院建築)/香華堂報25号[2002,02/01発行]
職人のつぶやき 蒔絵師編 お仏壇の引き出しや猫戸に花鳥や唐獅子の絵が描いておましゃろ。それを描くのが我々蒔絵師の仕事です。蒔絵ちゅうのは、先端にメッシュあてた小さな竹筒をトントンと軽くたたきながら、金銀粉を蒔いて絵柄を描くことをいいます。...