盆棚へのお供物は地域によって異なりますが、大まかに言って次のようなものがあります。
(1)稲・アワ・キビ・トウモロコシ等の穂(吊される物)
(2)里芋などの農作物(里芋の葉は供え皿にもなる)
(3)ほおづき・ハマナスなどの赤い実(吊されるもの)
(4)素麺やうどんなどの麺類 (5)水の子
(6)お団子 (7)供え皿となる蓮の葉(里芋の葉)
(8)盆花
『盂蘭盆経』ではお釈迦様が次のようなものをお盆のお供物として挙げています。「具飯百味五果汲灌盆器。香油錠燭。」
五味五果とは様々な食事と果物のことです。そしてお香(香油)と錠燭(灯火)を供えなさいという意味です。
そしてそれらは盆器に盛りなさいと指示されています。
これは仏具であり、場合によっては蓮の葉や里芋の葉ということになります。